二次爆発の高度も新鮮な断面の溶融殻の厚さに影響します。高度が高ければ溶融殻は厚く、低ければ薄くなります。一般的に、二次爆発によって生じた溶融殻は、一次爆発によって形成されたものよりも薄い傾向にあります。新疆隕石は一次爆発に由来する溶融殻を持ち、その厚さは1～2ミリ程度が一般的です。
ただし、中には低空で爆発して燃焼する暇もなく地面に落下した隕石もあり、そうしたものには溶融殻がまったく見られないこともあります。その結果、隕石の形状は非常に多様で、角張ったもの、丸いものなど様々です。
さらに、今回の新疆隕石の表面には「気印」と呼ばれる、指で押したような凹みがはっきりと見られます。これは、隕石が地球の大気圏に突入した際に高速で摩擦し、表面が高温で溶け、その後急速に冷却・固化したことで形成される特徴です。
新疆隕石は磁性も非常に強く、鉄隕石ほどではないものの、一般的な石鉄隕石と同程度の磁性を持っています。
2023年と2024年には、私はアメリカと中国で合わせて約8回の大規模な隕石発掘活動を行いました。今後も順次、これらの発見を発表していく予定です。私が収集したこれらの隕石が、皆さんに無限の幸運と健康、そして富をもたらすことを願っています
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