Nikkan TR-1をベースに、Schilkeと技術提携して日本楽器浜松豊岡工場で開発製造したのが、初代 純YAMAHA製プロモデルトランペットの原器が本器 「B2M」 となります。
本器は1968年にYTR-632になる前の1967年だけのシルキーモデル型番の作品で、後にヤマハの精度と緻密さに世界を驚嘆させた最上級プロモデルトランペット原器です。
銅成分の多いローズブラスMベル、ローズブラスリードパイプ、リバースパイプ、バルブガイドとウォーターキーは削り出しだしソリッドブラス製、3番管には先端が抜ける唾抜き管が付いた贅沢仕様となっています。
B2M(YTR-IIプロジェクト)は、シルキーB7ベースに開発されたMボアですので、直線的遠鳴りと粘りを重視しています。 初期のYTRシリーズを愛用したあの独特なニニ・ロッソ サウンドマニアの間では、B2ML/YTR634よりも、B2M/YTR632の方が昔の艶やかで哀愁のある音色が出ると言われています。 また長時間演奏でも疲れにくく日本人向きとも言えます。
本器の重量は1kgで、量産化YTR6320モデルが960gであるのに対して、40g重く精密重厚に作られています。 結果シルキーサウンドに近い音色奏感が得られます。
【セット内容】
本体
マウスピース
ハードケース
【状態】
動作確認済みです。
多少使用感がございますが、目立ったダメージ等は無く、約60年ほど前の物とは思えない綺麗なお品かと思います。
詳細はお写真をご確認下さい。