滅多にお目にかかれないBenedikt Langのチェロ、最上位グレードの132/1になります。Benedikt Lang氏は、1893年にチェコのルビーにて生まれ、世界中から弦楽器製作を学ぶために集まる、ドイツにおけるバイオリンの故郷と言われている「ミッテンヴァルト」で楽器製作を続けていました。 1994年には当店でも非常に人気の高いドイツの弦楽器メーカー「Lothar Semmlinger」が引き継いで製作をしています。

定価：82万円

【商品状態】
杢目の美しさもさることながら、音色もより幅と深みの広がりがあります。現在の「ゼムリンガー社」のチェロは、各弦ともバランスよく弾きやすく、どちらかと言えば御行儀の良さが特徴だと感じておりますがが、今回出品させていただいております「ラング社」時代のこのチェロは、杢目が美しく良質な木材が使用されているのはもちろんのこと、製作されてから３０年以上の年月を重ね十分に乾燥していることもあり、あくまで主観的ではありますが、艶やかで倍音が多く明るくてどこまでも伸びのある高音と力強く密度のパンチの効いた濃い張りのあるそれでいて豊かで包み込むような低音が魅力的で、加えて、ボウイングへの反応が早く音の立ち上がりが良い、どちらかといえば元気一杯のわんぱくなキャラクターの楽器だと感じております。

いずれにしましても、貴重な年代のジャーマンチェロで、同等額の新作ではまずないパフォーマンスに、きっと御満足いただけるものと思っておりますので、どうか実際に手に取って、その清々しいまでの鳴りを、実感してください。

経年に伴う傷はありますが、演奏に支障をきたすようなダメージはなくまだまだ現役のチェロでございます。

付属品はハードケースが付属します。ケースの内部は剥がれなどあるため、あくまでケースは輸送用とお考ください。中古では滅多に見られないお品ですので、是非この機会にご検討ください。

写真をよくご確認いただき、良品ではありますが、あくまで中古品である事はご理解の上ご購入ください。