ヤマハの旧タイプのトランペットマウスピース、型番は「11」、シルバープレート(銀メッキ仕上げ)です。 製作された年代によって作りや刻印が微妙に違うようですが「YAMAHA JAPAN」の刻印の真反対側に「11」と入っている、非常にレアなタイプです。
このタイプは、1960年代後半から1980年代前半までの10数年間のみ、金管楽器の最高峰メーカー、シルキーとヤマハが技術提携をしていた時代に製作されたマウスピースで、以前よりも評価の高まっているマウスピースです。 昨今主流のコンピュータ旋盤で加工製作された、正確ではあるけども味気ないマウスピースと違って、1本1本に良い意味でのわずかな個体差があり、ハンドメイド感と人間味の感じられる優れたマウスピースです。
このレア刻印のマウスピースは、ヤマハのトランペット黎明期1960年代後半~1970年代初頭に製作されたものだと思われます。
「11」は当時ヤマハのトランペットを購入すると付属していたマウスピースで、もっとも標準的なサイズとされていましたが、プロ奏者にも愛用者のいる完成度の高いマウスピースです。 サイズ的にはV.バックだと7Cに相当する、扱いやすいリム内径になっています。
現在ヤマハのトランペットに標準で付いてくる11C4や11B4よりも、この古い「11」の方が良いと言う方も多いようです。学校の吹奏楽部にも以前はよく置いてあって、中高生でヤマハの「11」を使って上手にトランペットを吹いていたのに、V.バックの状態の良くない7Cに変えさせられて調子を崩しているのを見かけることがありました。
ややフラット気味でやや幅広なリムは、長いフレーズや長時間の演奏でもバテにくい優れた形状になっています。 リムのトップ(頂点)がわずかに外側寄りにあって、唇が自然と中央に集まるような絶妙なデザインのリムです。 高音域の出しやすさと唇のコントロール性を兼ね備えた良いリムです。
製作から半世紀以上経っていることを踏まえると驚異的なコンディションです。ところどころ小キズが見受けられます。
※他出品者さまのご説明引用。