箱に少し擦り傷あります
海外では「Japan」と呼ばれ、日本の象徴として世界に認識されている漆の工芸品。古くから受け継がれてきた技法から生まれる上品な艶めきは、国内外問わず現代も人々の心を魅了します。
今回ご紹介するのは、そんな漆工芸の世界に新しい風を吹き込んだ武藤久由(むとうひさよし)さんの漆100%の器、その名も「thin」。木のお椀や重箱に塗る塗料として使われるのが一般的な漆を、あえて相性が悪いガラスやプラスティックの型に何度も塗り重ね、厚みができたところでその型から剥離させることによって、ベースとなる素地がない、まさに漆100%の作品が生み出されます。